ご無沙汰していました。
久々の掲載です。
修験の話を進めたいのですが、思わぬ騒動が起きて、
歓喜天の話を先にしておく必要に迫られています。
もう少し、成り行きを見てから掲載内容を考えたいと思います。
今年の夏は、連日連夜の猛暑で夏バテの大弱り、オマケに、
3回目のコロナワクチン接種以後、体調不良で死にそうでした。
生まれて、初めてでしょうか?
食欲が消えて、体重が7Kgほど減り即身成仏するかと思いました。
そこで、夏バテ防止を兼ねて、毎日、必ず甘酒を飲みましたから、
体調も戻り元気です。
これも、聖天さんのご利益と思い感謝しています。
そこで、思いつきました!
折角だから、今年中に聖天浴酒供を行う積りです。
『聖天浴酒供』は、余り有名ではないし修法出来る人もいないし、
宝山寺第16世の慧證様直伝は、渡部先生だけだろうと思います。
三宝院流宗家の慧證様が得意としていたのだから間違いなし。
聖天浴酒供は、清酒に香を入れた酒を使うのではなく甘酒を
使います。
渡部先生は、興福寺別院鶯滝歓喜天で甘酒の極意を伝授され、
甘酒作りの名人でした。
浴酒は浴油より簡素なのに、何故かウケが悪くて廃れています。
甘酒を飲み続けて何となく、その理由が分かりました。
浴酒供の修法途中で、聖天さんと一緒に甘酒を飲みますが、
酒を飲みたがる聖天党の爺さん達が、甘酒を嫌がったのでしょう。
慧證様は、御室聖天党だけでなく、醍醐聖天党と生駒聖天党を
率いていたので、甘酒が流行ると思ったのですが、慧證様を知る
宝山寺の生き字引に聞いたところ、寺に甘酒派はいなかったそうです。
それから、90年後の今年、改めて、生駒聖天党に甘酒の浴酒を
復活させようと思った次第です。
何れ、報告できると思います。