歓喜天講式の紹介

 今年も、残すこと僅かとなりました。
お陰様で、納観音の本日、年内の歓喜天浴酒供も
無事に務めが果たせ、ようやく肩の荷が下りた気が
します。
これも、神仏の加護があればこそ叶うもので、誠に、
有難きことです。
今後とも、皆様の声援に応えるべく精進を重ねて
参ります。

 さて、令和6年2月3日には、生駒山から歓喜天
勧請して10周年の節目となります。
そこで、30年ぶりに、醍醐聖天党の基礎テキストでも
ある歓喜天講式の第三版を綴ることにしました。
歓喜天講式1-1-1

 世間では、殆ど知られていませんが、覚鑁上人
記した歓喜天講式は、弘法大師入唐前から相伝して
いた南天婆羅門僧正の婆羅門神道を両部修験神道へと
発展させた原動力ともなっています。

 当院の初版は、1993年にコピ-用紙をホチキスで
止めた粗雑な作りのものでしたが、内容は重要な
意味を持つので、今の皇様にも謹呈しました。
皇様からは、労いのお言葉を賜り、苦労の甲斐が
ありました。
ただ、折角の歓喜天講式も、黄ばんだコピ-用紙に
曲がって歪んだ印刷まま、ホチキスで止めただけでは、
内容が優れていても、全てが台無しになります。
その様な有様でしたが、富岡八幡の長子姉様が徹夜を
しながら、和紙に訓読と読み下し文を加筆の上、
和綴じ製本して、綺麗な表紙で飾り、二ヶ月後には、
改定版を整えることが出来ました。
鄧麗君(テレサ・テン)師も、漢文を日本語訳にする
編集を手伝って下さり、更に充実した内容となりました。

この度の第三版は、覚鑁上人の口伝部分と醍醐寺の
口伝部分を加筆しておきましたので、底本の興教大師
全集とは、異なる部分が多くあります。
宝山寺版の歓喜天講式とも相違点が数多くあります。
この部分は、各山で議論の分かれるところでもあり、
口伝の加えられているところでもあるのですが、
何よりも、覚鑁上人の口伝が重要な意味を部分で、
通り一片の読書では、窺い知ることの出来ない核心の
テ-マが隠されています。
更なる加筆は気の重いことでしたが、随心院執事長の
市橋先生から再三の要請もあり、それから25年後に、
ようやく、再版が適いました。
本来は、毘沙門講式とセットにしなければなりませんが、
取り急ぎ、こちらのみ完成のお知らせをしておきます。
参考までに、当院公式サイトもご覧ください。
https://www.ikomasan-sehoin.net/



テーマ:同人活動 - ジャンル:サブカル

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プロフィール

上村俊顕

Author:上村俊顕
生駒山修験中興第三世宗家座主
生駒聖天党法呪師部大阿闍梨位
醍醐山清瀧党法務
生駒山宝山寺八王子分院
施法院院主                

生駒聖天党の灌頂大阿闍梨と
法務を兼務しています。
醍醐山清瀧党の法務担当です。
プロフィール写真は、清瀧党の
中でも雙龍秘伝を授けられた
者のみが許される印です。
得意は、歓喜天浴酒供です。
当山派生駒山流両部修験神道の
宗家と座主を兼務する傍ら、
柱源法流を受け継ぎ、秦流方術の
広報と興隆にも力を入れています。

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