この度は、もう一人、台湾の親友を紹介します。
画像を見て戴くと霊幻道士で主役だった劉致妤さんを
思い出す方が多いと思います。
天才テレビ君でもお馴染みです。
しかし、八王子系の我々が思い出すのは、八王子駅で、
騒動を巻起こしていたヤンチャ姫の顔です。
ヤンチャ姫に、テンテンとの愛称を付けたのは私です。
その理由を聞いた父親が喜んで、この芸名を名乗らせ、
日本でも一躍スタ-になる予定でしたが、ちょっとした
裏事情で、主役を従妹に譲った訳です。
アクションシーンの代役を務めるほど良く似ています。
このことを最初に気が付いたのは、萩生田光一さんです。
映画を何度も見て、おてんばテンテンに間違いないと
確信したそうで、八王子から国際スタ-が誕生したと
誰よりも喜んでいました。
実は、くまざわ書店の参考書コーナ-で英語の参考書を
探していた宇梶剛士さんに、テンテンを紹介したのも
私です。
岩のように大きい人だと抱き付いていたので、さすがの
宇梶さんも照れていました。
テンテンが本屋の天井に触りたいと言うので、宇梶さんが、
テンテンを肩車していたのですが、「トーテンポ-ル!」と、
突然、二人でポーズを決めるギャグを始め出して周囲を
驚かせていました。
宇梶さんは、気さくで陽気な人ですが、テンテンの
おてんばキャラには敵わなかったようです。
後日、尾崎豊にも、テンテンを紹介しましたが、何故か、
その翌日、苦情の電話をしてきたのが劇団研究生だった
南野陽子ちゃんです。
何でも、目元のメイクの仕方で口論に成ったそうです。
この話が、酒を飲んでいた泉谷しげるさんに飛び火して、
淡谷のり子先生と大激突することになります。
最初、尾崎さんが謝罪に出かけましたが、淡谷先生を
尚一層怒らせてしまい、最終的には、氷室京介さんと共に、
三人で謝罪に行き漸く許されました。
その後、淡谷先生から何度か指導を戴けたので、御縁の
尊さを実感しました。
この話は、別の機会に譲るとして、親友と呼べるのは、
私だけだと言い残して日本を去ったテンテンですが、
当時のまま変わらない感じで紹介することにしました。
台湾から飛行機に乗って、子供料金で〇〇駅から電車に
乗って、八王子駅まで会いに来てくれたそうですが、
それ以後、しばらくの間、日本に滞在して日本語を学び、
時々、八王子駅で待っていました。
待つのが退屈なので、騒動を起こしていたそうです。
出演映画が台湾で公開される2~3年前の出来事です。
この当時、台湾とは国交のない状態で日本と往来するのは、
簡単ではなかったようです。
現在は、比較的、身近な国となりましたが、それでも、
障害は残され、解決が急がれる国際情勢となり、相互の
国際協力が一層盛んになればと祈るばかりです。
この目に映る八王子駅前は様変わりして、人波の顔ぶれも
変わりました。
それでも、太陽の街、八王子の風は変わらずのままです。
何時か何処かで別の親友に会えるのを楽しみにしています。